YASHA姫
はぐれないように と その手に引かれて歩いた 蝉時雨が祭りを夏色に染める
きつく締めた帯さえ解ける体温 月も溶けてく 何かが起こりそうな熱帯夜
誘いの言葉を仕向けた 二度目の着信 焦らした後のOK あれから二週間
人の波に押されて近付く 唇 目をそらしたら完璧 思わせ振りなサイン
忍びない駆け引きも 慣れたもんね 違和感はない
「…照れるね」とか 言ったけれど あたし そんな純粋 じゃない
花弁が舞う夜空を見上げ 浮き世の刹那 重ね合わせる
行方知れずのあたしのハート 心 ここに在らず
一夜限りの色沙汰もなく やがて祭りは終わりを告げる
あなたの視線気付かないフリ 繋いだ手そのままで
向き合うことのない 矢印がいくつも飛び交う
諸行 は無常 故 “情 “なんて茶番の御祭囃子
気紛れな流れ星 願いなど叶える気はない
その台詞 遮 るように あたしはただ涙 落とした
枯れ葉 舞散る 季節を迎え 浮き世の刹那暦は巡る
行方知れずのあたしのハート 今もここに在らず
恋の夜長に胸焦がしても 過ぎた夏の日 戻らないのに
オレンジ色の記憶の中で あの日のあなたを想う
その台詞を いま聴かせて と 夜空を見上げ
あたしは ただ 自分勝手に あなたを想う
[http://jesusizkawaii.tumblr.com/post/1416066303/let-me-crazy-single-kana-lyrics]
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